美容専門学校生の就活で準備すべきこと

美容専門学校生の就活では、多くの方が美容師としての進路を考えているでしょう。そこで、卒業後の就職先を考える上でやるべきことをまとめました。
理想の美容師について考える
美容室によってコンセプトやメニューなどが異なります。もし、美容師として活躍する道を考えているのであれば、就職する美容室で自分のスタイルが築かれていきます。
そこで、自分のなりたい美容師の姿や、理想の美容師像について考えてみましょう。「接客スタイルでお客様の心を掴みたい」「常に最新のトレンドを提供していきたい」「ナチュラル系に強い美容師になりたい」など、さまざまです。
もちろん、美容師という仕事だけに縛られず、幅広く考えてみてもよいでしょう。美容師資格を活かして働くのであれば、アイリストなども人気の仕事です。
▼アイリストの仕事については以下の記事もご覧ください
自分が働く上で何を大切にしたいのかを考えて、将来の自分の理想像をまとめていきましょう。
将来像や目標、キャリアステップ
次に、美容師としての目標や、どのように成長していきたいかを考えてみてください。
「教育体制の整った環境で学びたい」「積極的に講習に参加したい」「早くスタイリストとしてデビューしたい」「ゆっくり着実に技術を身に付けていきたい」など、それぞれ希望の環境や学び方があるはずです。
自分の性格とよく向き合って、どんなスタイルが合っているのか分析してみてください。
大手のサロンであればさまざまなポジションがあり、自分のキャリアも想像しやすいはずです。また、いつかは独立して自分のサロンを開業したいと思っている人には、独立支援やフランチャイズ展開を行っている企業もおすすめです。
女性の場合は、出産や子育てなどライフステージによって、キャリアにさまざまな選択肢が生まれます。自分がどんな人生を歩みたいか、ということも含めて将来をイメージしてみましょう。
▼女性美容師のキャリアプランについては以下の記事を参考に考えてみてください
労働環境や条件など
「常に仕事のことに専念したい」「オンとオフのはっきりした生活を送りたい」「安定した雇用環境で働きたい」など、自分の社会人としての理想のライフスタイルを思い描いてみましょう。
新人の美容師と言えば、営業時間後の練習や休日の講習会など、なかなか休みがとれないイメージがありますよね。
もちろん技術を学ぶことは大切ですが、ワークライフバランスや働きやすさも意識したいところです。求人を見るときは、給与や休日、勤務時間、福利厚生、勤務地などを確認してみてくださいね。
▼美容師の勤務時間については以下の記事でもご紹介しています
美容専門学校生の就職先の選び方を解説
では、実際に就職先を選ぶときはどのような点に注意すればよいのでしょうか?
ポイントを抑えた上で、さまざまな企業やサロンを見てみましょう。
企業やサロンの特徴
企業やサロンにはそれぞれの特徴があります。
具体的には、雑誌やテレビで取り上げられる有名店や、大手企業が運営する福利厚生が整ったチェーン店、個人経営で地域密着型の小規模サロンなどのタイプに分かれています。
まず、有名店はトレンドを掴みやすいことが特徴です。メディアで取り上げられる知名度の高い美容師が在籍しているなど、業界トップの技術を学べる機会もあります。一方で、選考ではセンスや技術が求められるため、難易度も高くなります。
全国展開するようなチェーン店は比較的働きやすい環境が整っていると言われています。大量に採用するため、同期も多く心強いのが特徴です。ただ、異動や転勤の可能性もあります。
最後に、個人経営の小規模のサロンはオーナーやお客様との距離が近く、アットホームな雰囲気で働くことができます。しかし、待遇はサロンにより差があるため、しっかりチェックしておきましょう。
企業やサロンの形態は、働き方に大きく影響します。どんな環境で働けるのか、それぞれの特徴を見比べておきましょう。
給与や勤務時間、福利厚生などの待遇
給与や勤務時間などを確認するほか、もう一歩踏み込んで、試用期間の待遇や残業の有無なども調べておきましょう。
例えば、試用期間3ヶ月で時給1,200円、試用期間中は契約社員といったパターンなどもあります。試用期間があっても、その期間の待遇に納得できるかなども大切なポイントです。
また、社会保険が完備されているのか、などの福利厚生についてもチェックしてください。
福利厚生に付随して、研修制度や教育体制も気になりますよね。新人を育てる環境として、どのような体制があるのか調べることも重要です。
美容専門学校で知識や技術を学んでいるとしても、卒業後はプロとして身に付けるべき物事も多くあります。先輩がマンツーマンで指導したり、社内の研修制度でしっかりフォローしたり、外部セミナーへの参加ができたり、自分の腕を磨く環境が整っているかに注目してください。
サロン見学
気になる美容室を見つけたら、サロン見学に行ってみましょう。
SNSでその美容室の雰囲気を知ることはできますが、実際に足を運んでみることで発見が多くあります。
そこで働くスタッフは、未来のあなたの姿でもあります。笑顔で楽しそうに働いていれば、ここでの仕事は魅力的だと感じられます。
サロン見学を申し込む際は、それぞれの企業やサロンに問い合わせてみましょう。
▼美容業界大手のピアスグループでもサロン見学を実施しています
美容専門学校生におすすめの就職先を探す方法

就職活動の軸が見えてきたら、実際に就職先を探す段階になります。多くの美容専門学校生がどんなところから情報を得ているのか、その例をご紹介します。
知人や学校の先生に相談する
実際に働いている先輩や就活仲間の友人などに、おすすめの企業や美容室を聞いてみましょう。
また、学校の先生に相談してみるのもよいでしょう。美容専門学校の先生は、長い間生徒の就職活動を見てきて、企業の採用担当と接する機会も多いため、心強い味方です。
実際に、美容業界大手のピアスグループでも専門学校の先生の勧めで就職したという先輩スタッフもいます。
就職エージェントや求人サイトを活用
就職エージェントは、就職活動をトータルでサポートしてくれます。
就活に詳しいアドバイザーがカウンセリングをして相談者に合ったアドバイスをしつつ、求人を紹介してくれるシステムです。履歴書のチェックや面接に向けた対策などのサポートもあるのが特徴です。
また、求人サイトにも多種多様な情報があります。美容業界専門の求人サイトでは、自分の働く条件に合わせた検索をして、さまざまな企業やサロンの求人を見ることができます。
ホームページやSNSから情報収集
気になるサロンに出会ったら、さらに詳しく調べてみましょう。
ホームページやSNSから働く人の雰囲気やタイプなどを知ることができます。お客様目線で見るのとは視点が異なり、新たな発見もあるはずです。
そこからますます興味を持ったら、サロン見学で自分の目で確かめてみるのもおすすめです。
そして、接客のスタイルやいらっしゃるお客様の層などを知ることで、働くイメージをしやすくなりますよ。
美容専門学校生の就活から内定までの流れ
それでは、一般的な美容専門学校生の就活の流れについてご紹介します。これから就活が始まる人は、大まかな流れを掴んでおきましょう。
1.業界研究からスタート
まずは、美容業界の研究をします。美容業界の傾向を調べると、企業やサロンを比較する際に役立ちます。
また、実際の職場を見ることができるので、興味のある企業やサロンのインターンシップにも参加することをおすすめします。自分との相性を知ることができる機会です。
2.企業説明会に行く
気になる企業やサロンが見つかったらエントリーして、説明会に出席します。エントリー解禁は、一般的に卒業年の前の年の3月頃です。
エントリーする数は人それぞれで、ここと決めたらまっすぐ1社を目指す方もいれば、複数社エントリーするという方もいます。さまざま企業の中から自分の将来にピッタリな仕事を見つけましょう。
3.応募書類の提出
説明会に参加し、選考に進む意志が固まったら、エントリーシートなどの書類を企業に提出します。
これらの書類を作成するにあたって、自己分析でさらに自分の内面と向き合います。自分の性格やこれまでの生き方などを書き出していき、企業研究で調べた内容と見比べて、その企業のどんなところに通じているかを探していきます。
「自分の長所や短所は何か」「自分のどんなところがその企業とマッチしているか」「将来のキャリアプランはどんなものか」このようなことを志望動機や自己PRに盛り込んで、アピールしましょう。
▼ピアスグループの志望動機の書き方は以下を参考にしてみてくださいね
また、資格欄には美容師免許は取得見込みとして書きますが、もし他も資格がある場合はアピールとして書いておきましょう。
▼就活に向けて美容師免許以外に資格取得を考えている人はこちらをご覧ください
4.書類選考、適性検査~面接
企業では、提出した書類をもとに選考が行われます。書類選考通過後の流れとしては、応募者の能力や性格などをチェックする適性検査が行われて、面接に続くことが多いです。
面接は、2回以上行われる場合もあります。できる限りリラックスをして、自分なりの言葉で想いを伝える練習をするとよいですね。
応募者同士でグループディスカッションをすることもあるため、まんべんなく対策をしておきましょう。
面接やグループディスカッションの際の服装は、基本的に黒のリクルートスーツがおすすめです。
私服と指定されている場合は、応募者の人柄を見たいという採用側の意図があります。個性を出すことも大切ですが、TPOに合った私服を選びましょう。
例えば、過度に露出がある服装や清潔感のない服装はNGです。
5.内々定から内定へ
すべての選考が終わると、いよいよ結果の連絡を受けます。もし無事に選考に合格すれば、内々定として、企業から内定通知書をもらいます。
その後、入社の意思を示す内定承諾書にサインして、正式に内定を受けます。1社内々定を受けて就職活動を終了する人もいれば、同時並行で複数の選考を進めている人もいます。その場合は、サインをする前によく検討しましょう。
パーツ美容サロンという選択肢

美容師免許を活かすなら、アイリストやアイブロウリストとして働くパーツ美容サロンという選択肢もあります。
美容業界大手のピアスグループはパーツ美容サロンを複数展開していて、安心して働ける環境も整っています。
眉専門サロン「アナスタシア ミアレ」「ビューズ」、眉やまつげの施術を行うフェイスデザイン専門ブランド「ケサランパサラン」、眉やまつげに加えてネイルの施術もあるパーソナル・パーツビューティサロン「インフェイシャス」といったパーツ美容サロンには、毎年多くの新人スタッフが入社していますよ。
研修制度や福利厚生が充実しているため、技術を磨きながらプライベートを大切にして働きたい人にピッタリです。
シフト制で休日も管理されていて、残業はほとんどありません。練習や研修は勤務時間内に行いますので、安心して技術を身につけることができます。
気になる方はぜひ以下の記事をご覧ください。
まとめ
美容専門学校生の就活の流れをご紹介してきました。「何をしたらいいんだろう?」と焦る前に、着実に準備を進めていきましょう。
自分に合った仕事を見つけるコツは、視野を広く持つことです。美容師免許を活かせる仕事は美容師だけではないので、パーツ美容サロンでの活躍も選択肢の一つとして考えてみてくださいね。
ピアスグループでは、お客様や周囲のスタッフに対して思いやりを持って働くことを理念に掲げています。温かな雰囲気で新人スタッフをサポートしているため、社会人デビューにもピッタリです!
もし、ピアスグループにご興味をお持ちの方は、ぜひ採用情報をご覧ください。