美容師が履歴書を書く際の注意点
履歴書は応募先に提出する大切な書類です。
美容師が履歴書を書く際に必ず押さえておきたいポイントは4つ。
・書き間違えた場合は書き直す
・なるべく空白は作らない
・基本情報、学歴、職歴、資格は正式名称で書く
・誤字脱字をチェックする
それぞれ解説していきますね。
履歴書の書き方1|書き間違えた場合は書き直す
字や書く内容を間違えた時は、修正テープを使ったり二重線・黒塗りにはせず、新しい履歴書に書き直しましょう。
最後の一文字を間違えた場合でも初めから書き直します。
消えるボールペンや鉛筆では書かないように注意してくださいね。
そのため、あらかじめ下記2点に気をつけておきましょう。
・履歴書は複数枚用意しておく
・下書き用に1枚書いて見ながら書く
履歴書の書き方2|なるべく空白は作らない
履歴書の項目には、空白は作らずになるべく埋めるようにします。
空欄が多いと採用担当者が見た時に、志望意欲を感じられない、熱意がないという印象を与えてしまう可能性もあります。
特に自己PR、志望動機は見やすい字で枠内いっぱいに書くようにしてくださいね。
特技やスキルなどがあれば漏らさず書いておきましょう。
履歴書の書き方3|基本情報・学歴・職歴・資格は正式名称で書く
履歴書の基本は、とにかく丁寧に書くことです。
面倒だと感じても、手を抜かずにしっかり書きましょう。
名前・住所などの基本情報、学歴・職歴・資格などは、手間がかかっても省略せずに正式名称で書きましょう。
西暦、元号のどちらで書くかは履歴書内で統一します。
また、資格は取得した順に時系列に沿って記入していきます。
資格の欄には、業務に役立ちそうな美容系の資格や、パソコンスキルなどがあれば全て書くようにします。
文字は大きく読みやすい字で書くことを意識します。
読む相手のことを考えて書くことで、誠意も伝わりますよ。
履歴書の書き方4|誤字脱字チェックをする
最後まで書き終えたら、必ず誤字脱字のチェックをしましょう。
漢字や言葉の間違いだけではなく、行間などの読みやすさも意識します。
できれば家族や友人に頼んで、第三者の目でチェックしてもらうと間違いに気が付きやすくなりますよ。
美容師が履歴書を書く前に考えておきたいこと
履歴書を書き始める前に、自己分析と、サロンについての分析もしておきましょう。
書くべきことが明確になり、履歴書が書きやすくなるからです。
下記4つは必ず考えておくと、面接で質問された時にも焦らずに答えられますよ。
・応募先はどのような人材を必要としているのか
・自分のスキルや特技をどう活かせるのか
・このサロンで働きたい思った理由は何か
・将来どのようになりたいのか
応募先はどのような人材を必要としているのか
サロンの雰囲気や客層、コンセプト、理念などを調べて、どのような人材を必要としているのか採用側になって考えてみます。
そうすることで、必要とされている人材に合わせて自分のどこをアピールポイントにするかが考えやすくなるからです。
例えば、落ち着いた雰囲気のお店なのに「元気いっぱい接客します!」とは書きませんよね。
カラーに力を入れているサロンなら、「似合うカラーの提案が得意です」など、必要とされているポイントと自分ができることをマッチングしていきます。
そのためにまず、サロンがどのようなスキルや人材を必要としているのか考えてみましょう。
自分のスキルや特技をどう活かせるのか
自分のスキルや得意なことをどのように活かしていくのかも重要です。
シャンプー、接客、カット、カラー、提案力など美容師と一言にいっても業務は多岐に渡ります。
業務の中で何が得意なのか洗い出してみましょう。
その中の1つでも好き、得意と思えるものを精一杯アピールしていきます。
仕事についてだけでなく、「人と接するのが得意」「向上心がある」など自分の良い部分についても再確認します。
先ほども書いたように、できる限りお店の求める部分と合うスキルや特技を考えておくことが大切です。
もしどうしても得意なものが分からないという場合には、自己分析の本やサイトを使って客観的に考えてみるのも効果的な方法です。
このサロンで働きたいと思った理由は何か
応募する上で、志望理由は必須となります。「このサロンで働きたい」と思った理由を事前に考えておきましょう。
可能であればお客さまとしてサロンへ足を運び、お店の良いと感じた点を書きだしてみます。
実際に行くことが難しい場合は、ホームページやSNS、口コミなどをみて事前に情報を集めてみましょう。
その中で、自分がここで働きたいと思う理由が見えてくるはずなので、具体的に書くようにしましょう。
例えば、HPに店長が書いている理念のこの部分に感銘を受けた、お客様のご要望をしっかりとヒアリングする姿に感動したなど。
より具体的な理由である方がこのサロンでなければいけないという想いが伝わりやすくなります。
将来どのようになりたいのか
このサロンで働いて、将来はどのようになりたいのか、お店にどのように貢献したいのかを考えます。
今のサロンでは実現できないこと、なぜ転職するのかという理由も併せて考えていきます。
転職理由を書く場合は「スキルアップのため」などポジティブな理由が望ましいので、将来どうなりたいのかという点につなげていきましょう。
具体的には、「○○さんのカット技術が素晴らしいので、間近で学んでスキルアップしたい」「今より大きな店舗で、多くのお客様と接して接客をもっと学んでいきたい」といった具合です。
ポイントは志望動機と自己PR
採用担当が履歴書の中で最も重要視するのは志望動機と自己PRの欄になります。
事前に考えた自分の強みと将来の姿を、志望動機と自己PRにしっかりと書いていきます。
志望動機の書き方
志望動機はポジティブな印象にすることが大切です。
「今の職場が合わないと感じるので転職します」といった志望動機では、採用担当者に不信感やマイナスな印象を与えてしまいますよね。
先に考えておいた「このサロンで働きたいと思った理由」「将来どのようになりたいのか」を志望動機に書いていきます。
具体的な理由やエピソードがあると、「他のサロンではなくこのサロンで働きたい」という想いが伝わりやすくなりますよ。
自己PRの書き方
自己PRは具体的なエピソードを一緒に書くと効果的です。
なぜなら、得意なことだけを書いても客観的に見て本当にそれが得意なのか相手には伝わらないからです。
アピールしたいことを1つか2つに絞り、それに合ったエピソードを書いていきましょう。
例えば、「チームをまとめるのが得意です」だけではなく、「チームをまとめるのが得意で、2年目からリーダーを任されました」
「向上心があります」よりも、「向上心があり、毎日残って先輩にカットを教わった結果、同期よりも3ヶ月も早く指名をもらえるようになりました」など。
ここでのポイントはできるだけ数字を使うこと。
具体的な数字で表すと、説得力が増すのでぜひ実践してみてくださいね。
写真や提出方法について
履歴書に貼る写真は、3ヶ月~半年以内に撮影したものを使います。
写真がはがれた時のために裏面に名前を書いておきます。
また、美容師の場合は必ずしも黒髪で撮る必要はありません。
ですが、髪の長い方はまとめたり耳にかけるなどして、清潔感のある髪型や服装で撮るようにしましょう。
サロンの方針や雰囲気に合わせた写真を用意することが好ましいです。
履歴書を提出する際は、手渡し、郵送にかかわらず封筒に入れます。
その際、折り目を綺麗につけて丁寧に扱いましょう。
持参する際はシワがつかないよう、クリアファイルなどに入れて持ち運びます。
郵送の場合は「添え状」をつけて郵送するように注意しましょう。
履歴書で熱意を伝えて転職を成功させよう
選考は履歴書だけでなく、面接での印象も大切です。
ですが、まずは履歴書をきちんと書いて第一印象を良くすることが大切です。
書類がきちんと書かれているかどうかで、面接をしてもらえるか、面接で話すことに説得力を与えられるかが変わってきます。
特に大切な志望動機と自己PRを充実させるために、書き始める前にしっかりと分析をしてみてくださいね。
ピアスグループでは、美容師免許を活かした下記のお仕事が可能です。
・アナスタシア ミアレ(職種:アイブロウスペシャリスト)
・ビューズ(職種:アイブロウスタイリスト)
・インフェイシャス(職種:アイスタイリスト)
・ケサランパサラン(職種:アイラッシュデザイナー)
どのブランド・職種に就いても、美容師と同じく「人を綺麗にするお仕事」です。
アイラッシュ/アイブロウなどについて未経験でも「パーツ美容のプロフェッショナル」を目指すための基礎からしっかり学べる研修制度があり、サポートも充実しています。
美容師から転身したスタッフが多数活躍しています。
違う職種で働くことも検討されている方は、パーツ美容のスキルを磨いてみるのも新たな発見となるかもしれません。