ネイリストの離職率は高い
ネイリストというと、お客さまの爪を美しく仕上げて、美意識を高めるお手伝いをさせていただく華やかなお仕事ですよね。しかし、その一方でハードな仕事内容に挫折される方も多く、離職率が極めて高いことも知られています。
実際、新卒のネイリストの離職率は50~80%と言われています。つまり、ネイルサロンに就職した方の5割~8割程度が入社して1年以内に辞めてしまうそうです。
大学を卒業して一般企業で働く入社1年以内の方の離職率が約18%と言われているので、これはかなり高い数字です。
ネイリストの離職理由はさまざま
ネイリストの離職理由を調べたところ、給与面・体力面・接客面・人間関係で退職する方が多いことが分かりました。それぞれ具体的にどのような悩みがあり、退職に至ってしまうのかご紹介しましょう。
給与面

ネイリストの平均的な給与は、あまり高くありません。さらに、サロンによっては研修期間中アルバイトと同じ扱いで時給制、もしくは無給という場合もあります。このような研修期間中の待遇の悪さも、早期に離職するネイリストが増える原因のひとつ。
たくさんのお客さまからご指名をいただくような人気ネイリストやサロンオーナーになれれば収入も増えますが、そこに至るまでには苦労も多く、全員がうまくいくとは限りません。
体力面

爪の上の小さなスペースに細かく絵を描きアートを施すため、ネイリストには高い集中力が求められます。
平均的な勤務時間は8時間ですが、施術が長引いたりお客さまが途切れなかったりすると、勤務時間はずっと集中力を絶やさずに作業をしなくてはいけないため、かなりの体力を消耗します。
お客さまのご状況次第で、休憩を取ることが多いため、中には休憩が一切とれないというサロンも。また、少数経営のサロンの場合、お休みは周囲と話し合ってとる必要があるため、うまく調整できないとお休みがとれないケースも発生します。
連続勤務が長く続くと疲れやストレスが溜まり、退職に追い込まれる方もいます。
接客面

ネイリストは、施術中の接客も大切な仕事です。お客さまとマンツーマンで施術を行うため、ネイルに集中しながらお客さまとの会話も弾ませる努力が必要になります。
ただ目の前の作業を淡々とこなせばよいということではないため、「ネイルの施術は楽しいけど、会話は苦手」というネイリストの方も多いのが現状です。
研修で施術を身につけても、接客は実践勝負というサロンでは、ネイリストが接客の基礎を知らないまま働くこともあります。そのため、接客がうまくいかず辛さを感じて、ネイリストの道をあきらめてしまう方も少なくありません。
人間関係

ネイルサロンは、圧倒的に女性の多い職場。女性特有の人間関係に悩んでしまう方もいます。
また、サロンによってはしっかりした研修制度がなく、先輩が後輩にOJTで仕事を教えるサロンもあるため、上下関係がきつかったり、教える人によって指導方法が異なったりするケースがあります。
毎日働く場所だからこそ、そのような精神的ストレスが積み重なると、つらくなってしまうネイリストも少なくありません。人間関係は職場選びで失敗したくないポイントですが、実際にそこで働かないと見えてこない部分なので、見極めが難しいでしょう。
ネイリストとして長く働くために必要なこと
離職率が高いとはいえ、ネイリストはやりがいのある素敵なお仕事です。そんなネイリストとして長く働きたいのならば、どうすればよいのでしょうか?
今のサロンで現状を変える努力をする
まずは、仕事での悩みや不満を整理してみましょう。そして、本当に今の職場では解消できないのか、じっくり考えます。
上司や先輩に相談してみたり、考え方を変えてみたり。そこから、解決の糸口が見つかるかもしれません。
壁にぶつかったら、少し考える時間も必要です。働きづらさを感じるからといって、転職ですべて解決できるとは限りません。
現状を変えるために一度努力をしてから、ここでずっと頑張っていくかどうかを検討してみてくださいね。
転職を検討しよう
ネイリストとして長くやっていきたいなら、環境を変えることも選択肢のひとつ。現状を変えることが難しいと判断したならば、転職という手もあります。
しかし、世の中には多くの求人情報があり、どれがいいのか迷ってしまいますよね。また同じ失敗をして転職を繰り返すのは避けたいところ。
そこで、転職をする上で、自分が今の職場のどこに悩みを抱えているのかを深堀りすることをおすすめします。そうすることで、仕事探しにおける軸ができて、転職活動をしやすくなります。
条件に優先順位をつけよう
サロンを選ぶとき、これだけは譲れないという条件を書き出します。
「お給料はこのくらいあると嬉しい」「お休みはしっかりとりたい」「接客の基礎を学んでから現場に出られるところがいい」「とにかくチームワークを大切にする職場で働きたい」など、待遇や勤務形態、研修の充実具合、職場の雰囲気に関する条件が複数出てくるでしょう。それらに優先順位をつけることで、自分がどんなサロンで働きたいのかがより明確になります。
待遇・福利厚生を確認しよう
そして、求人情報を見る際に確認していただきたいポイントが待遇や福利厚生です。入社後にギャップを感じたり後悔しないために、説明会や面接で質問するのもよいでしょう。
入ってからイメージと実態が異なると知るよりも、事前に調べてそのような職場を避けるほうが長く働けるサロンを見つける近道になります。また、待遇や福利厚生が充実しているサロンの多くは、働きやすい環境が整っています。
ピアスグループは福利厚生が充実

ネイルサロンやネイルケアを含むパーツビューティーサロンを展開しているピアスグループは福利厚生が充実しており、研修体制もしっかり整っています。
美容業界大手のピアスグループでは社会保険もしっかり完備。残業もほぼなく、勤務時間の管理が徹底されており、お休みをきちんととることができます。産休・育休などの制度も充実していて、女性が安心して長く働きやすい職場です。
さらに、立ち居振る舞いから言葉遣いなどの接客マナー、ブランド知識、技術について基礎から学べる研修を受けてから店舗配属になるため、初めての職場で感じる不安を解消します。
ピアスグループで働く先輩スタッフからは、「困っていたら先輩がフォローしてくださった」「チームワークを大切にする社風だからこそ、みんなで頑張ろうという気持ちが強い」など、人間関係のよさが魅力だという声をよく聞きます。女性社会特有の人間関係に悩んでいる方にもおすすめの職場です。
ピアスグループでは、オングレース・インフェイシャスでネイリストを募集しています。
まとめ
ネイリストの離職率が高い理由には、さまざまな悩みが影響していることが分かりました。
しかし、お客さまの爪を美しくすることで笑顔を見られる素敵なお仕事。だからこそ、長く働きたいという方も多くいらっしゃいます。
ピアスグループではネイリストとして長く働きたいという方をサポートする体制が整っています。今、ネイリストとして転職を考えているという方は、ピアスグループの求人情報をぜひご覧ください。皆さんがずっと働きたいと思える職場に出会えますように!