ブランドストーリー 強い製品が生まれるまで ブランドストーリー 強い製品が生まれるまで

お客様に、心から満足してほしい。開発スタッフたちが、強い製品に込めた、強い想い。

ピアスが生み出す「強い製品」。
私たちは、お客様にとって本当によいものをお届けしたいという想いを込めて、
開発に取り組んでいます。
今回は、新しいアプローチで美しい肌を実現するスキンケア製品、
「セルアドバンスト」の開発に携わった3名の社員に、
その想いを語ってもらいました。

CELL ADVANCED セル アドバンスト

大阪大学と共同研究。これまでにない、アンチエイジングへ。 大阪大学と共同研究。これまでにない、アンチエイジングへ。

肌の細胞は、日々“母細胞”から生まれてきます。しかし、年齢とともに母細胞の数は減少し、その力も少しずつ衰えていきます。ピアスでは、その母細胞を新しく生み出す細胞、“骨髄幹細胞”に着目。骨髄幹細胞は骨の内部に多く存在しているため、紫外線などのダメージを受けにくく、また体内のさまざまな組織の修復を助ける働きがあります。大阪大学と共同で研究を進める中、骨髄幹細胞を誘導する成分が、天然の植物「クスノハガシワ」のエキスに含まれていることを突き止めました。「セルアドバンスト」は、この作用を生かし、エイジングに立ち向かう肌づくりをサポートします。


皮膚へ誘導された骨髄幹細胞は、皮膚細胞へと姿を変えます。


元気な母細胞から生まれた肌細胞。
形が整った「美細胞」で満たされています。

弱った母細胞から生まれた肌細胞。
形はバラバラで、スカスカの状態です。

美しい肌を保つためには、母細胞の機能を高め、細胞の減少を防ぐことが重要です。

マーケティング 山中

全員が、納得できるまでやり抜く。想いを込めた、強いブランド。

当時の「カバーマーク」は、ファンデーションのエキスパートブランドとして多くのお客様にご愛用いただいている一方で、スキンケア分野は伸び悩んでいました。そこで私が考案したものが「セルアドバンスト」です。その名前には、「先進的な細胞ケア」という意味を込めました。
2009年の発売当初から、「セルアドバンスト」は肌の細胞を生み出す母細胞に着目した製品でした。そのため、製品リニューアルの際、母細胞を生み出す素である骨髄幹細胞との出会いには、運命を感じました。必ず、よいものができる。そう信じて、携わるメンバーたちと意見を交わしながら、まずは製品の核となるコンセプトを築き上げていきました。
マーケティングスタッフの役割は、オーケストラの指揮者に近いと思っています。研究や生産、デザイン開発やプロモーションまでの全体の指揮を執り、ニーズをもとに描いたストーリーをかたちにする仕事で、決してひとりで製品を完成させることはできません。音を出すのは、それぞれの担当者たちで、指揮者は自ら音を出すことはできないのです。だからこそ心がけたのは、意見を柔軟に取り入れた上で、自分の想いを伝えること。全員でひとつの世界観をつくり上げていくために、それぞれが納得できるまでやり取りを積み重ね、「セルアドバンスト」を完成させました。
「セルアドバンスト」のボトルキャップの天板は、水晶のように顔が映りこむデザインになっています。これは、占いで水晶に映る「未来の自分」を見つめるように、自分が美しくなることを想像しながら、毎日のお手入れを楽しんでいただきたいからです。担当者全員の想いを込めた製品なので、より多くの人に使っていただきたいと思っています。

研究 豊島

研究や議論を重ねて、心に残る製品を、つくり上げる。

私の担当は、骨の中に眠る骨髄幹細胞を呼び出し、皮膚に集める作用を持つ成分を見つけることでした。しかし、そのメカニズムは明らかになっておらず、研究はゼロからのスタート。植物のエキスや、合成した化合物など、2000種類以上のサンプルを一つひとつ検証し、有効性を確かめていきました。そしてついに、クスノハガシワのエキスに、有効成分を見出すことができました。
しかし、成分を突き止めただけでは、製品化はできません。化粧品に応用した時に、どのような作用が期待できるのかをわかりやすく打ち出す必要がありました。お客様のニーズをよく知るマーケティングスタッフたちと議論を重ねて、この成分を製品に生かすアプローチを検討。そして、細胞ケアに着目したスキンケア製品、「セルアドバンスト」への採用が決まったのです。
普段は研究所の中で働いている私ですが、プレスリリースの際に、美容雑誌の編集者の方々が、感動して喜んでくださる姿を目の前で見て、心から嬉しく思いました。なぜ肌が荒れるんだろう。どうしたらシワが目立たなくなるだろう。そんな悩みをもつ方も多くいらっしゃると思います。私の仕事は、調査や実験によって、その答えを導き出すこと。そして、お客様に喜んでもらえる製品をつくり上げることです。「セルアドバンスト」が、お客様にとって心に残るような製品であってほしいと願っています。

研究 山田

製品の使用感をとことん追求し、目標とする品質を実現。

骨髄幹細胞にアプローチする、これまでにない製品。私が「セルアドバンスト」の開発に携わりはじめた段階から、その独自的なコンセプトには期待が集まっていました。だからこそ、その期待を超えてやろう、という強い想いがありました。
私の担当はクリームの開発。私がつくった試作品を、マーケティングスタッフたちが肌につけて、使い心地や使用感をチェック。それをもとに何度も打ち合わせを行いました。「もう少しハリ感がほしい」「肌の奥まで浸み込むような感覚がほしい」。使用感についてのレビューはどうしても感覚的な言葉になり、お互いのイメージを合わせるのには苦労します。しかし、スタッフの真意をくみ取り、その感覚をパフォーマンスに落とし込むことが、私の仕事の醍醐味でもあります。
最近はメールでのやり取りが多くなっていると思いますが、私は直接話をするように心がけています。相手の声のトーンや言葉の端々から感じ取れるニュアンスも、イメージを実現させるヒントになると考えているからです。丁寧にやり取りを重ねて、試作と細やかな調整を繰り返し、理想とする品質を実現しました。
本当によいものをお客様に届けたい。その一心で私は、開発に打ち込みました。だからこそ、「セルアドバンスト」が店頭に並び、お客様が手に取る姿を見かけた時は、心から嬉しく感じます。自分が携わった製品を、お客様に長く愛していただければ、これに勝るやりがいはないと思います。

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